コイヤノヒトたち
運営・事務局ノヒトたち
プロダクトデザイナー、メーカー、
その他いろいろさまざま…。
<コイヤ>に集う、
何かと企て行動する面々をご紹介しましょう。
宮崎文化本舗
―コイヤに寄せる思い―
デザインはモノのカタチだけではないよね、
人がどのようにそのデザインを使ってどれだけ喜ぶのか?
地域社会や組織や会社や建物や車や文房具や家具、
住宅、世の中にはいろんなモノのカタチが溢れるほどある。
でも私たちは、そのデザインに対して
疑問を持ったことがあまりなかったんじゃないか?
このデザインいいねぇ、色もいいねぇ、使いやすいねぇ、
ここがもうちょうっとどうにかならないかな?
デザインの裏に隠された、作り手の想いや、作られた背景など
知る由もなく、お金を払って簡単に手に入り、
飽きたら新しいモノに買い替えちゃう。
SDGsだとか、気候変動だとか、プラごみ問題とか
世界的な事象に対しマスコミで流される情報は本当だろうか?
私たちはいろんなバイアスがかかって本当に大切なことをも見逃していないか?
いろんなややこしいことばかりがある現代社会だけど、
物ごとの本質はもっとシンプルじゃないのか?
コイヤは日本の木から作られた木材を、
できるだけシンプルに、そして機能的に、そして合理的にデザインされた家具を、
利用者(購入者)が自ら作成することによって、
そのデザインの裏側にあるいろんな情報を知ってもらうことができる
ブランドづくりを目指して、日本国内の熱苦しくて
素敵なデザイナーと産地の作り手が一緒になって立ち上げました。
モノの使い手が、モノ作りの作り手となることで、
モノのカタチの裏にある地域や自然、そして人の存在を感じることができます。
コイヤは、モノからアイディアへ、そして皆さんのライフスタイルの
変革へと繋がればという願いを込めています。
モノに、地域に、人に恋するコイヤ… あなたもこちらの世界へコイヤ…
●宮崎文化本舗と石田達也さんのこと
宮崎文化本舗は、市民が気軽に参加できる文化的イベントを支援する目的で立ち上げられたNPOです。イベントの企画・運営を実現するために不可欠な事務局としても機能を果たしながら「市民プロデューサー」を育てる活動を行なっています。そしてその代表が石井達也さん。石井さんのことを語りはじめたら、それこそキリがありません。ここでは触れないことにしますが、そのプロデュース能力には瞠目すべきものがあります。コイヤのことも、どうぞよろしくお願いします。
パワープレイス
―コイヤに寄せる思い―
コイヤのリズム(律動)
そう言えば何でコイヤに参加しているんだろうか
実は良く分からない 分かったようになってもいけない そんな気がする
でも確かな事がある コイヤの皆さんと会っていると リズムが聞こえる
それがとっても心地いい それがとっても楽しい
そう言えば何で心地いいんだろうか
そう言えば何で楽しんだろうか
実は良く分からない 分かったようになってもいけない そんな気がする
でも確かな事がある コイヤに集う人たちの目は
少年のようでもあり 少し変な力がある
そこに加わっていたい そこに加わっていくと
自分の目にも力が宿るかもしれない そんな気がする そんな想いがある
実は私には何もできない でも何だか進んでいく力を持った人たち
そんな人たちを見ていたい 加わっていたい
人に優しい人たちが作るリズムが 共鳴を生んで広がっていくことに
加わっていたい だから参加している
●パワープレイスのこと
パワープレイス(株)は、(株)内田洋行のデザイン部門を担う組織。2014年まで、コイヤの発起人である武蔵野美術大学教授・若杉浩一氏も在籍していました。上に記した一文は、前田昌利 代表取締役社長からのメッセージ。社長自ら含蓄のあるコメントをいただきました。ありがとうございます。スタッフの皆さんを含め、マネジメント等、今後ともよろしくお願いします。
ゆうぼく人
―コイヤに寄せる思い―
宮崎は海も川も山も身近にあり、環境に恵まれた地域です。そんな環境の中で建築の仕事をしていると環境破壊の最前線にいるようで、勤めていた会社を辞め、環境NPOと建築設計の2足のわらじで活動するようになりました。ところが、環境NPOも時とともに環境ビジネスの渦に巻き込まれているようで、環境NPOを解散。地域環境に寄り添った建築設計をしようというのが現在の僕のスタイルです。
では僕はどんな仕事をしているのか?
宮崎は杉の素材生産量が日本一です。「お酒をください」といえば焼酎が出てくるように、「木材」といえば杉が出てきます。ですが、同じ杉を使っていてもデザインによって空間の雰囲気や表情が大きく変わってきます。ですから、ただ木を使えば、杉を使えば良いということではなく、家主の暮らしぶりや性格を思いながら設計をしています。家主による、ちょっとしたセルフワークも行なっているのも、そうした考え方の一環。壁塗りやウッドデッキの造作を家主と行なったり、なかには棟上までは大工さんに頼み、それ以降を自力でコツコツと家づくりする強者もいます。コスト削減だけが目的ではありません、家づくりに参加してもらうことに意義があります。家は買うものではなく造るもの。単なる消費者ではなく愛用者になって欲しいから。
<コイヤ>の活動は、そんな僕の仕事のスタイルともリンクしている。
コイヤのコンセプトのもと、数々のモノがつくりだされていく過程に立会い、いつもワクワクしています。デザインには妥協せず、いろんなアイデアを出し合い、利益優先ではなく、使用者目線で商品開発をしていく。様々な課題にもむしろ面白がりながら取り組んで前へ進んでいく。コイヤの最大の魅力は、この人のつながりだと思います。
コイヤという言葉を初めて聞いたのは、数年前の居酒屋でのこと。
環境NPO時代に一緒に環境学習の授業をしていた映画好きのNPO代表と、会社勤め時代からお世話になっている木材会社の社長が、たまたま子どもの学校が同じということで仲良し。そんな、地方でよくある偶然的で必然的な関係の飲み会の席で、「北欧発の巨大な家具量販店に対抗して<コイヤ>というのをつくろうと思っちょるっちゃわ~」という話が飛び出しました。その時は、根幹になるコンセプトは既に固まっていたものの、具体的なことは何も決まっていない状態。飲み会の席での話は基本的に実現しないことが多いものです。しかし、それからこの愛すべき酔っぱらいたちは、あちらこちらへと出向き、着々と人とモノをつないでいきました。まさか自分も巻き込まれ…いや、つながっていくとは思わなかったのですが、各地に同じ想いをもつ仲間がいることを嬉しく思い、全国の同じ想いを持つまだ見知らぬ仲間がさらにつながって、コイヤのモノたちが日常にあふれていくことを期待するのです。
●ゆうぼく人・川添英司さんのこと
会社を辞めた後、川添英司さんは奥さんと共に、まだ小さかったお子さんを連れて、日本を一巡り見聞する旅に出ました。クルマに寝泊まりしながらの旅です。驚きます。おいそれと出来ることではありません。心優しく飄々と穏やかな人柄を、どっしりと骨太な芯が支える大きな人です。なにしろ<ゆうぼく人>を名乗るくらいですから。設計に中心を置きながら建築に留まらない川添さんの発想と力量を、コイヤのためにも活かしてください。よろしくお願いします。
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