コイヤノモノたち

キッチン

良いキッチンと暮らしていますか?
キッチンってこんなもの、と、あきらめてはいませんか?

現在国内で流通しているキッチンの90%はキッチンメーカーのものです。そして使われている素材を紐解くと、アクリル樹脂の天板、PET樹脂の扉、メラミン樹脂のキャビネット、と、ほぼ全てが樹脂で構成されています。樹脂以外の素材が使われていたとしても、天板がステンレス鋼になっているくらいです。

なぜそんなキッチンばかりなのでしょう。
理由は、作る人と使う人の間がすごく離れているからです。作る人に使う人の顔が見えないから、どんな使われ方をするか分からない。そこで、できるだけクレームが少なく、コストを下げることができる樹脂部材を使うわけです。

しかも少量多品種のこの時代に、キッチンだけは大量生産されています。違うのは扉の色柄くらいで、キャビネットはおろか、サイズやレイアウトさえほぼ同じ。住まい手が、自らの住まい方をキッチンに合わせざるを得ない状態になっています。それは、おかしくないですか。本来、逆であってしかるべきはず。自分の住まい方に合ったキッチンが欲しいと思いませんか?

もう一点。最近、自然素材を売りにした住宅が増えています。ところが、そうした住宅に入っているのが、先ほども触れた『とってもプラスチックなキッチン』ばかりです。それは、おかしくないですか。せっかく自然素材を謳う住宅で暮らすのです。自然素材のキッチンが欲しいと思いませんか?

という訳で<コイヤ・キッチン>のご提案です。天板は木です。木の天板は手がかかります。傷もつきやすい。でもその傷は、家族の歴史なんです。「柱の傷は一昨年の〜」ならぬ「キッチンの傷は一昨年の〜」です。使う、手入れをしながら、使う。そうすることで、木を、キッチンそのものを、愛でることができます。シンプルな構造にすることで、アレンジが効くようにもしました。ひとりひとりの住まい方に合わせて、あなただけのキッチンに育ててみてください。

キッチン

なりたち

キッチンの構成要素を分解して考えると、「火」「水」「作業」「収納」の4つになります。その内「火」「水」「作業」は天板の上で行われることですが、「収納」は本来、天板とは全く関係がありません。そこで、天板と「収納」を切り離して考えることにします。そうすることで、キッチンはもっと自由になり、LDKの中でキッチンというエリアにとどまらず、ダイニングやリビングまで延長して考えることができます。まさにトータルコーディネートの基本です。せっかくLDKという大きなワンルームを想定しているのに、キッチンとダイニングテーブル、リビングのソファーやテレビ台といったインテリア要素がバラバラになる事態は避けられそうです。 

製品仕様

天板・棚板:杉三層パネル/杉中空パネル・水性ウレタン塗装 
脚:スチール角パイプ塗装仕上げ
標準仕様機器類: IHコンロ(2口・Electorolux製)/混合水栓(GROHE製)/シンク(W480・HAFELE製)
タイプ:2100/2400/オーダー
参考価格:TYPE 2100 553,080円〜、TYPE 2400 771,430円〜、キッチンテーブル 115,500円〜

  • 天板・棚板には2つの素材を用意しました。一つは、北海道の道南杉を使った<杉三層パネル>。もう一つは、宮崎県の飫肥(おび)杉を使った<杉中空パネル>。ともに杉材ですが、北と南、育った環境が異なりますから、表情・趣にちょっとした違いがあります。三層と中空で断面の見え方が違うのも面白いと思います。お好みでお選びください。
  • 標準サイズ設定は、横幅2100㎜を基本モジュールとした【2100】、横幅2400㎜を基本モジュールとした【2400】の2タイプ。加えて<フルオーダー>にもお応えします。
  • 機器類の変更にもお応えします。また、機器類無しで本体フレームのみをオーダーいただくことも可能です。
    キッチンは、日々の暮らしに寄り添い、長い間お使いいただくものです。さまざまなご要望があると思います。どうぞお気軽に、お問い合わせ・ご相談ください。
TYPE 2100
TYPE 2400
キッチンテーブル

デザイナーの紹介

SUTUDIO KAZ代表

和田 浩一

オーダーキッチンのエキスパートとして、キッチンはもとより、空間、住居、プロダクト、グラフィックなど幅広いデザイン活動を行う。著書に、「キッチンをつくるーKITCHENING」(彰国社)など。 

メーカーの紹介

北海道

株式会社 ハルキ

拠点を置くのは北海道・道南地区。杉の北限の地で育つ道南杉。それに、カラマツ、トドマツ……。地元の森林資源を最大限に活かすため、製材/加工/プレカット/製品開発などなど、多角的・総合的な視点に立った取り組みを精力的に続けています。<コイヤ>にとって大切なパートナーであることは言うまでもありません。

宮崎県

株式会社 川上木材

1991年以来、杉丸太生産量日本一を誇る宮崎県。さすが400年に及ぶ「飫肥(おび)杉」の伝統を今に引き継ぐお国柄です。そうした地にあって、地元の山や森や木、環境や文化に対する並々ならぬ思いを抱き、木材の活用促進に取り組む<川上木材>。代表の川上 宰(おさむ)さんは、<コイヤ>発足の口火役の一人でもあります。 

この商品のお問い合わせ

    お問い合わせの商品(返信はメーカーより直接届きます)
    北海道スギ(株式会社 ハルキ)みやざきスギ(株式会社川上木材)

    このフォームのタイトルが、
    【ご注文】ではなく、【お問い合わせ】になっているのには理由があります。 

    コイヤノモノは、たとえ同じデザインのモノでも、
    複数のメーカーが、メーカーごとの素材で製造するケースがあります。
    モノによってはさまざまなオプションがあることも、フルオーダーでお応えすることもあります。

    ですから、興味・関心を持っていただいたモノがあれば、
    まずは、お問い合わせをいただきたいと思います。

    【お問い合わせ内容】欄にご記入いただく内容は、
    「興味あり」、「もっと詳しく知りたい」、その他どんなことでもかまいません。

    いただいたお問い合わせは、メーカーならびにコイヤ事務局に届くシステムになっており、
    メーカーからご返信を差し上げます。

    お問い合わせからご注文の確定にいたる、
    ちょっと面倒かもしれない過程をお楽しみいただきたいと思います。

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