コイヤノヒトたち

メーカーノヒトたち

プロダクトデザイナー、メーカー、
その他いろいろさまざま…。
<コイヤ>に集う、
何かと企て行動する面々をご紹介しましょう。

株式会社ハルキ

―コイヤに寄せる思い―

コイヤに参加した理由。それは、忘れもしない、若杉さん*¹と一緒に熊本県を視察していた時のこと、コイヤが生まれたその瞬間*²に立ち会ってしまったからです。そしてコイヤプロジェクトに誘われてからというもの(若杉さんに誘われたら、ハイ! かyes! しかありません!)、若杉さんが連れてくる人、紹介してくれる人が、もう面白い、というか、面白すぎる人たち(コイヤ語でいうところの、変態!)ばかりで、これはもうぜひ一緒にやりたい!と思ったからです。 

使い手と作り手を直接つなげる。とか、同じデザインを全国でシェアする。とか、地方で頑張っている作り手に仕事が回る仕組みを作る。とか、コイヤが目指す活動には、本当に共感し賛同できるすごい考え方・コンセプトがいろいろあります。でも結局のところ、コイヤに参加した理由は、コイヤの人たちに引き寄せられたからだと思います。

私たちが魅了され引き寄せられたように、使い手の人たちを魅了し引き寄せるモノやコトを、コイヤの一員としてカタチにできるといいなぁと思います。

●ハルキさんのこと
北海道・道南地区を拠点に製材業を営むハルキさん。杉の北限地で育つ道南杉、それにカラマツ、トドマツという<北海道針葉樹三兄弟>のフル活用を目指して、丸太→製材→乾燥→集成・加工・プレカット→納品という工程を自社で一貫して行っています。さらに日本一のスペックを誇る製品開発にも積極的に取り組むなど、そのアイディアと行動の熱量は半端ではありません。<コイヤ>にとって大切な仲間であることは言うまでもありません。

http://mori-haruki.co.jp

*1:若杉さんとは、何を隠そう、コイヤの発起人にして武蔵野美術大学造形構想学部 教授 若杉浩一氏のこと。コイヤのプロダクトデザインも担っています。
*2:<コイヤ>が生まれた発端とは……あはは。その件につきましては、別途ご紹介したいと思います……うふふ。

栃木ダボ製作所

―コイヤに寄せる思い―

日本の山を何とかしなくてはいけない。そのためにも、国産材を有効に活用しなければならない。木工に携わる者として、そんな責任をモヤモヤと感じ、森と木の恵みの未来のためにも自分たちが持っているものを最大限利用して何かできないかと模索しながら活動してきました。 
でも、さらに、もっと大きく、もっと影響力がある何かをやる必要性を感じ、またもやモヤモヤとしているところに、コイヤプロジェクトの皆さん、そして皆さんの想いとの出会いがありました。
当製作所は小さな木工所です。単独では無力です。けれども、日本各地の同じ想いを持った人たちと目的や目標、問題などを共有し、同じ方向を目標に動いて行けば、大きな成果が得られると感じました。
この活動で、この仲間たちで、何ができるか、何が生み出せるか……。本当に楽しみですし幸せな責任を感じています。

●栃木ダボ製作所さんのこと
ご紹介した文面。栃木ダボ製作所の代表・田代直也さんに寄せていただいたものです。ずいぶんと控えめなことを仰っていますが、いやいや。コイヤ仲間の通称「ダボさん」。50台超の工作機械を駆使して、記念品やダボなどの小物製品・部品から家具・什器、住宅部材などの大物製品・部品まで、多種多様なオーダーに幅広く柔軟に応える有能な木工職能集団です。「森と人をつなぐダボ(接合部品)でありたい」。そんな企業精神の元、若い人たちがいろいろな新規プロジェクトを立ち上げたりもしています。素晴らしい仲間です。

http://www.tochigidabo.com/home

株式会社川上木材

―コイヤに寄せる思い―

★さて。ここは、メーカーさんをご紹介するコーナーです。 大切なメーカー仲間である川上木材の代表・川上宰さんにも、コイヤに参加する想いを熱く語っていただく予定、 だったのですが、川上さん、「文章が苦手で、文章を書くと想像しただけで蕁麻疹が出そう」なのだそうです。 それは大変。無理にお願いするわけにはいきません。ということで、代筆・宮崎県庁の外山賢さんの一文をどうぞ。

日南市子育て支援センター<ことこと>、高校生向けのデザインプロジェクト、宮崎県の木材利用促進をアピールする冊子<木本【宮崎編】>の制作&良品計画とのコラボ、アートセンターの木の遊具のデザイン……。 
さまざまなプロジェクトを通じて、宮崎組は、若杉さん*¹やパワープレイス*²のメンバーと親交を深め、いろいろな成果を生み出してきました。
そんな中、川上社長から相談を持ちかけられました。
「うちの社員から、箱をテーマに商品開発を進めたいという話が出ている」というものです。
それなら一度、若杉さんに相談してみようということになり、若杉さんを訪ねたところ、
「ちょうどいいばい! 他の地域の仲間とも一緒にやりたいことがあるとたい!」と
ギラギラ嬉しそうに若杉さんが仰ったわけです。
そうして、「函館でやっているデザインプロジェクトに是非参加して~!」ということになり、さらには鹿沼も訪問し、その流れでコイヤ会議が始まりました。

宮崎チームの参加の動機は単純で、楽しいからだと思います。
みんなで集まって、ワイワイガヤガヤと議論しながら、<コイヤ>を形にしていくことに
夢や希望が持てる。それが楽しいから参加するのだと思います。

自分達だけでは想いを形にすることも叶わないことが多い中で、
仲間がいれば、勇気づけられます。自分だけでは乗り越えられない山も、
仲間がいれば励まし合いながら何とか前に進むことができます。
直接手を差し伸べされなくても、見てくれている人がいると感じることができるだけでも、人は頑張りがききます。コイヤのメンバーと一緒にいると
なぜか心強い気持ちになるのです。

想いを形にして、それをビジネスに持ち上げていきたいという想いも
みんな同じだと思います。楽しい! を続けていくためにも、
大儲けは必要ないけど、小商いはできるように。
世の中の隙間ニーズをキャッチしながら対応するために、
それぞれの強みを持ちより、弱みをフォローし合い、しなやかに対応していく、
そんな生態系をみんなで作っていけたら良いな~と思っています。

信じて頼れるコイヤの仲間となら苦楽を共にしていくことは楽しみでしかありません。
楽しんで前に進んでいきましょう!

日南市子育て支援センター<ことこと>、高校生向けのデザインプロジェクト、宮崎県の木材利用促進をアピールする冊子<木本【宮崎編】>の制作&良品計画とのコラボ、アートセンターの木の遊具のデザイン……。 

さまざまなプロジェクトを通じて、宮崎組は、若杉さん*¹やパワープレイス*²のメンバーと親交を深め、いろいろな成果を生み出してきました。
そんな中、川上社長から相談を持ちかけられました。

「うちの社員から、箱をテーマに商品開発を進めたいという話が出ている」というものです。
それなら一度、若杉さんに相談してみようということになり、若杉さんを訪ねたところ、「ちょうどいいばい! 他の地域の仲間とも一緒にやりたいことがあるとたい!」とギラギラ嬉しそうに若杉さんが仰ったわけです。そうして、「函館でやっているデザインプロジェクトに是非参加して~!」ということになり、さらには鹿沼も訪問し、その流れでコイヤ会議が始まりました。

宮崎チームの参加の動機は単純で、楽しいからだと思います。みんなで集まって、ワイワイガヤガヤと議論しながら、<コイヤ>を形にしていくことに夢や希望が持てる。それが楽しいから参加するのだと思います。

自分達だけでは想いを形にすることも叶わないことが多い中で、仲間がいれば、勇気づけられます。自分だけでは乗り越えられない山も、仲間がいれば励まし合いながら何とか前に進むことができます。直接手を差し伸べされなくても、見てくれている人がいると感じることができるだけでも、人は頑張りがききます。コイヤのメンバーと一緒にいるとなぜか心強い気持ちになるのです。

想いを形にして、それをビジネスに持ち上げていきたいという想いもみんな同じだと思います。楽しい! を続けていくためにも、大儲けは必要ないけど、小商いはできるように。世の中の隙間ニーズをキャッチしながら対応するために、それぞれの強みを持ちより、弱みをフォローし合い、しなやかに対応していく、そんな生態系をみんなで作っていけたら良いな~と思っています。

信じて頼れるコイヤの仲間となら苦楽を共にしていくことは楽しみでしかありません。

楽しんで前に進んでいきましょう!

●川上木材さんのこと
宮崎県は、400年に及ぶ「飫肥(おび)杉」の伝統を誇り、1991年以来、四半世紀にわたって杉丸太生産量日本一を誇るお国柄です。そうした地にあって、川上木材さんは、地元の山や森や木、環境や文化に対する並々ならぬ思いを抱き、製材、プレカット、育林などに取り組んでいます。代表の川上 宰(おさむ)さん。冒頭でお知らせしたように、とてもシャイな方ですが、木への想い、木を活かすための発想力と実行力は並々ならぬもので、その視野は、海外にも向けられています。 

http://www.kawakami-mokuzai.jp

*1:若杉さんとは、何を隠そう、コイヤの発起人にして武蔵野美術大学造形構想学部 教授 若杉浩一氏のこと。コイヤのプロダクトデザインも担っています。
*2:パワープレイスとは、2019年まで若杉教授が在籍していた株式会社内田洋行のデザインディビジョン、パワープレイス株式会社のことです。

細田木材工業株式会社

―コイヤに寄せる思い―

産地・作り手・使い手が「木」で繋がる大切さ

そんなコンセプトを掲げるコイヤに
作り手として貢献したい 

そんなコンセプトを掲げるコイヤと
新たな取り組みもしたい
楽しく繋がっていきたい

それが
微力ながらも
コイヤに参加する理由です

●細田木材工業さんのこと
きわめてシンプルに想いを語ってくれた細田木材さん。日本の木材の拠点、新木場に社屋を構える老舗です。コイヤのデザイナーの一人である吉田道夫さんが企画・デザインした、ホワイトボードマーカーで書いて消せる<木のホワイトボード>のメーカーでもあります。木のプロフェッショナルを自認し、「天の恵みである木材を社会の役に立てる使徒であること」を第一の信条に掲げる。そんな木への想いと長年培ったノウハウを、コイヤでもぜひ発揮してもらいたいと思います。 

https://www.woody-art-hosoda.co.jp

鹿沼Wood INFILL LLP

―コイヤに寄せる思い―

若杉教授から<コイヤ>の野望を始めて聞いたのは
いつのことだったろうか?
同席していた一同から、「おおっ~!」「うぅーむ」「よし!」などと、
共感からか息が漏れたのを記憶している。

出会って10年以上が経つが、若杉さんの話にはいつも感心しきりとなる。
それは、その話し方だろうか、コンセプトであろうか、
プレゼン力だろうか、センスの良さであろうか、いや、その暑苦しさ、情熱であろう。

無印良品有楽町店での長期にわたるイベントを開催し、
商品の試作・製作をへて展示会「エコプロダクツ」への出展、
そしてWEBの構築など、コイヤのムーブメントが次々構想できたのは、
北海道から九州まで関わってきた多くの皆さんの尽力によるところが多いのだが、
それもこれも〝スギダラ*菌〟の巨大クラスターの発生源、
若杉さんの感染力の強さからだと勝手に思っている。

木材木工業に係わる以前からの感染者として、
初めからこのプロジェクトに賛同し、共に歩んできたが、
自身としても、うれしく喜ばしい限りである。

コイヤでは、名前ばかりの参加で活躍の場は少ないが、
感動・共感・連帯の輪を広げるべく活動していこう。
そう、改めて思う次第である。

若杉教授から<コイヤ>の野望を始めて聞いたのはいつのことだったろうか?同席していた一同から、「おおっ~!」「うぅーむ」「よし!」などと、共感からか息が漏れたのを記憶している。

出会って10年以上が経つが、若杉さんの話にはいつも感心しきりとなる。それは、その話し方だろうか、コンセプトであろうか、プレゼン力だろうか、センスの良さであろうか、いや、その暑苦しさ、情熱であろう。

無印良品有楽町店での長期にわたるイベントを開催し、商品の試作・製作をへて展示会「エコプロダクツ」への出展、そしてWEBの構築など、コイヤのムーブメントが次々構想できたのは、北海道から九州まで関わってきた多くの皆さんの尽力によるところが多いのだが、それもこれも〝スギダラ*菌〟の巨大クラスターの発生源、若杉さんの感染力の強さからだと勝手に思っている。

木材木工業に係わる以前からの感染者として、
初めからこのプロジェクトに賛同し、共に歩んできたが、自身としても、うれしく喜ばしい限りである。

コイヤでは、名前ばかりの参加で活躍の場は少ないが、感動・共感・連帯の輪を広げるべく活動していこう。そう、改めて思う次第である。

●コメントをお寄せいただいた方のこと
コイヤの仲間としてのメーカーを紹介する。その意味で<鹿沼Wood INFILL LLP(有限責任事業組合)>の名を冒頭に記しましたが、この文面をお寄せいただいた白石修務さんのことをご紹介しない訳にはいきません。白石修務さん。白石物産株式会社・代表取締役 & 鹿沼木工団地協同組合・理事長 & 鹿沼建具商工組合・理事長 & 鹿沼のすごい木工プロジェクト代表 & 鹿沼WOOD INFILL LLP・代表…(ふ〜列記するだけで息切れ)…をお務めの方です。コイヤ発足以前から、いろいろ、さまざまお世話になっています。これからも、ますますよろしくお願いします。

http://www.kanumacci.org/category/2026307.html

Propeller

―コイヤに寄せる思い―

立っている姿を見たこともないような木をわざわざ外国から輸入して加工することに疑問を感じていましたが、<コイヤ>なら、地域の資源を使い、地域で加工し、しっかりとデザインされたモノをお客様に届けられる。そこがまず賛同、共感したところです。 

すぐそこで育ったあの木がデザインされ、形を変え、いろんなところでまた生き続けると考えると何とも言えない気持ちです。

せっかく植林された木が外国材に押されて使われず山が荒れて海も荒れていく…という話をよく聞きます。それぞれの土地の木材を使ったコイヤの商品が少しでも国産材のイメージアップにつながって、国産材の利用が増えて。綺麗な山や海が保たれる。そんな世の中になっていけば嬉しいですね。数十年前まではそれが当たり前だったんでしょうけれど。

天草に住んでいるとそんな事が直接感じられたりします。いらないものはたくさん入ってくるのに、こちらからはなかなか発信できない……。その点<コイヤ>には、発信、流通、デザイン等々の力があります。地方の個人ではなかなか出来ないようなことが実現できるところも魅力です。各地域から発信して地方が元気になっていったら良いですね。

昔は各地域にもそれなりの人口がいて各地の資源を各地で消化することが出来たと思うんですよね。それが当たり前で山も地域の産業も元気だった。
でも今は本当に人がいない……。
という事は地域の資源は消化されないし、人口が少ないと経済も回らないので安さを求めて外国産のものに頼っていく……負のスパイラルが永遠に……。

地方の人口を増やすのは不可能ですが、今は各地域から何かを発信していくことが出来ると思うんですよね。そして各地域が元気になっていく。そんな未来になればな~。<コイヤ>がその引き金になるんではないでしょうか?

地域の資源を使うっていうことが昔は普通で当たり前だったと思うんですよね。
当たり前が山や海や人々を元気にしてた。
その当たり前を取り戻したいですね。
<コイヤ>にはそれが出来るような気がしてるんです。

●Propellerさんのこと
熊本・天草に拠点を置く松下木工所の2代目・松下秋夫さんが主催する工房です。木工所のルーツは建具ですが、<Propeller>では、使う人ひとりひとりのニーズに寄り添ったスタイルで、オーダーメイドの家具や扉などの建具、キッチンなどを作っています。全てが、しっかりとした技術とデザインによる「手作りの工業製品」です。そして〝使いながら育つ家具〟です。素晴らしいです。工房に隣接したスペースには<Propeller Plat lunch & cafe>もあります。これがまた素敵です。一緒に、熊本・天草のかけがえのない資源・財産を生かしていきたいと思います。 

https://propeller10.com

和信化学工業

―コイヤに寄せる思い―

「すごく面白いことを考えている人たちがいるから、宮川さん*も仲間に入らない?」
そう(株)ハルキの鈴木さんに声をかけていただいたのが、 
コイヤの一員になるきっかけでした。面白いことって? どんな人たちがいるの?
はじめはそぉっとお邪魔させてもらいました。

みなさんの熱に巻き込まれながら「うんうん!」と頷けるお話をたくさん聞いて、
形にはなっていないけれど本当にキラキラした楽しい企画が目の前に広がって、
その中に自分の仕事を通して入っていけることがとてもうれしく、
すごい能力を持った人たちが集まるコイヤの中で、私がどれだけ役に立つか、
ドキドキしながら定例会議に参加するようになりました。

日本は世界有数の森林国です。森の恵みを受けて生活し、木の文化を築いてきました。
そして今また、木を伐って活かしていくことの大切さ、
木の建造物の素晴らしさが注目されています。

塗料のことを考える。塗料を見つめる。その上で、私が最も信頼を寄せるメーカーがあります。
和信化学工業です。創業以来およそ100 年にわたって、日本の特徴的な気候風土、
日本の樹種に合う純国産塗料を開発・製造し続けている貴重な存在。
創業者は「日本の歴史の中で最も古くからあり高く評価される『漆』に負けないくらいの
塗料を作り提供していきたい」という理念を掲げました。
そしてその思想・精神は、変わることなく未来に向けて今も受け継がれています。
その意味で和信は、日本の木の文化と共にある塗料メーカーでしょう。

コイヤの活動は、日本の木を真ん中にして、
本当に大切な何かを見つめることにつながっていると思います。

私が、これは良いと感じ、信じる塗料を通じて、
そうした活動に関われることをとても嬉しく思います。

「すごく面白いことを考えている人たちがいるから、宮川さん*も仲間に入らない?」

そう(株)ハルキの鈴木さんに声をかけていただいたのが、 コイヤの一員になるきっかけでした。面白いことって? どんな人たちがいるの?
はじめはそぉっとお邪魔させてもらいました。

みなさんの熱に巻き込まれながら「うんうん!」と頷けるお話をたくさん聞いて、形にはなっていないけれど本当にキラキラした楽しい企画が目の前に広がって、その中に自分の仕事を通して入っていけることがとてもうれしく、すごい能力を持った人たちが集まるコイヤの中で、私がどれだけ役に立つか、ドキドキしながら定例会議に参加するようになりました。

日本は世界有数の森林国です。森の恵みを受けて生活し、木の文化を築いてきました。そして今また、木を伐って活かしていくことの大切さ、木の建造物の素晴らしさが注目されています。

塗料のことを考える。塗料を見つめる。その上で、私が最も信頼を寄せるメーカーがあります。
和信化学工業です。創業以来およそ100 年にわたって、日本の特徴的な気候風土、日本の樹種に合う純国産塗料を開発・製造し続けている貴重な存在。創業者は「日本の歴史の中で最も古くからあり高く評価される『漆』に負けないくらいの塗料を作り提供していきたい」という理念を掲げました。そしてその思想・精神は、変わることなく未来に向けて今も受け継がれています。その意味で和信は、日本の木の文化と共にある塗料メーカーでしょう。

コイヤの活動は、日本の木を真ん中にして、本当に大切な何かを見つめることにつながっていると思います。

私が、これは良いと感じ、信じる塗料を通じて、そうした活動に関われることをとても嬉しく思います。

●和信化学工業さんのこと
世界に誇るべき日本の木をとことん活かす。そんな想いで木製家具をデザインし製作する時、とても大切な要素があります。塗料です。木製製品を長く愛用してもらうためにも、塗料は、高性能・高機能で、その上安全なものでなければなりません。その点、和信さんの製品には、全幅の信頼、安心感を寄せることができます。なにしろ、日本の気候風土、そこで育った木に合う塗料を追求して1世紀におよぶ実績とノウハウを誇っているのですから。

 ●宮川さんのこと
この文章の冒頭、<*>付きで名前が出てまいりました宮川さん。改めてフルネームでご紹介します。宮川多恵さん。<塗料デザイナー>として活動されています。ん? 塗料デザイナー! 耳慣れない言葉、職種、肩書きですね。それもそのはず、<塗料デザイナー>を名乗るのは、宮川さんが初でしょう。木の世界が深いのと同じように、塗料の世界も深いです。宮川さん。深いところを楽しみながら追求するもの同士、これからもよろしくお願いします。

https://www.washin-chemical.co.jp

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